重大な発表

OUTLAWの解散。それはとても衝撃的でした。

彼らの音楽を聴いたきっかけは大学のときの彼氏。
それから初めてライブを見たのはBUNGEE JUMP FESTIVALとの対バンと小瀬でのレミオロメンとの対バン。

エモーショナルでまっすぐな彼の歌が好きだった。

解散のコメントを読んで胸に突き刺さった。
そして、バンドや音楽というものを色々考えた。
今までたくさんの好きなバンドのコメントを読んできたが彼らのコメントがとてもリアルに感じた。

どのバンドも解散なんて、やっぱり切ないよ!

あたしはうまく自分の気持ちを伝えられないらしい。
ストレートでもダメだし、遠回しに言っても誤解されてしまう。
無意識の中で誰かを傷付けたり不快にさせてるんだと思うと、とても恐い。

コトバって難しい。それを人に伝えるのってもっと難しい。

だからあえて、彼らのコメントを読んでのあたしの気持ちは自分の中にしまっておくことにします。

では解散のコメントを貼らさせて頂きます。

OUTLAWからのお知らせがあります。
突然のご報告なんですが、僕達OUTLAWは4/1下北沢CLUB251のライブを持ちまして解散することとなりました。
理由はこの3人でやっていく音楽に限界を感じたからです。
僕達は山梨県の田富町という町で生まれ、幼なじみで育ちました。
中学の時、世の中はバンドブームの真っただ中でした。
そんな時代の中、僕達も当然のように、音楽、ロックに出会い、流れるままにバンド結成しました。
いつの頃からかプロのバンドになれればいいなぁという夢、目標、希望が芽生え、
同世代のバンド志望のヤツらと同じように上京してきました。
それが10年前の出来事です。
それからずっとこの3人でOUTLAWというバンドで苦楽を共にしてきました。
いろんな事がありました。当然、辛い事や悲しいこと、大変な事もたくさんありました。
でも、何が起こっても、“この3人でバンドをやれる”
という喜びに比べれば些細な事であり、さまざまな問題も乗り越えて来ました。
そんな僕達が2005年10月に初のフルアルバムである
メジャーファーストアルバム“ビューティフルライフ!!”をリリースしました。
この作品は、僕達の集大成と胸を張って言える作品です。
作る過程においては、今までの活動では踏み込めなかったところまで、自分達を追い詰めてやってきました。
自分達なりには、このアルバムを作る事によってそれぞれがミュージシャンとして
一皮むける事が出来たという自信をつけることが出来ました。
先日、アルバムをリリースし、それを引っ提げたワンマンライブを終え、
今後のバンドの展望についてミーティングしました。
そこで、それぞれが“この3人でやる”という前提だと、これ以上のものは出来ないのでは?
という考えを持っていたことがわかりました。
アルバム制作を通じて音楽で表現していくことの素晴らしさや難しさを再確認した僕達は
“この3人で”という限定した方法論の中で音楽をやっていくことに疑問を抱き始めていました。
“この3人でバンドをやれる”という事の喜びより、
“もっと素晴らしい音楽がやりたい”という想いが強くなっていました。
その後何度も話し合いを重ねましたが、“自分のやりたい事”と
“この3人でやれること”とのギャップを埋めることは出来ませんでした。
話し合いの途中では、“新メンバーを入れてバンドの編成を変えればどうか?”
という意見もありましたが、僕達の中には“OUTLAWはこの3人でなければならない”という不文律があり、その提案受け入れることは出来ませんでした。
こうして、僕達OUTLAWは山口進、石川竜司、藤原幸広が
“この3人でバンドをやれる”ということを最大の喜びとして感じられなくなった時、
解散という結論を出しました。
これは決してネガティブな発想ではなく、
それぞれの中に芽生えた新しい音楽性にそれぞれが向き合っていく出発点だと思っています。
本当に今まで応援してくれた方々には、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
その気持ちは、残っている何本かのライブ、そして、それぞれが今後やっていく活動で形にしていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。
OUTLAW 山口進/石川竜司/藤原幸広


これを読んで、何を思いましたか?